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2005'10.17 (Mon)

31年ぶり・・・

「・・・そういえばロキくん、さっき鳴神くんに言ってた『いい話』って何?」

ケーキを半分食べ終えた頃、私はふと思い出してロキくんに尋ねた。
ロキくんは完食して紅茶を口にしていたんだけど・・・、珍しく手が止まって答えるのを躊躇っている様子。
聞いてはいけない事だったのかと焦った私はケーキ皿をテーブルに置くと、隣に座っているロキくんとの距離を縮めて顔を覗き込んだ。

「・・・ロキくん?」
「・・・今までボクはこう思ってたんだ。
 まゆらにとってのボクは、ママの代わりでしかないと・・・。」
「えっ?」

ティーカップを受け皿に載せ、それを持ったまま立ち上がって窓際に移動するロキくん。

「悲しみを、涙を受け止める存在・・・。まゆらが幼児期に欲した者の代用が
 勘のいいボクだったんじゃないかって・・・。」
「そっ、そんな・・・。」

ロキくんがそんな風に考えていたなんて・・・!

私は即座に否定しようとした。
だけど・・・、どう言えばいいのか分からない・・・。





「・・・まゆ・・・、まゆら!」

静かな時が僅かの間に流れた後、ロキくんは黙ったままの私に疑問を持ったのか振り返ったみたい。
ちゃんと確認してないのは・・・、また泣き出してしまった所為。

「・・・ごめん、さっきの話は忘れていいから・・・。」

再び私の隣に腰掛けたロキくんは、ハンカチを出して涙を拭う。

「・・・私、ロキくんをママの代わりだなんて思った事、一度もないよ?」
「えっ?」
「だって・・・、ママがいなくなって寂しかったけど、悲しかったけど・・・、
 思い出にばかり浸って生きてはいなかったから・・・。」
「まゆら・・・。」
「いろんな感情が、毎日が・・・、少しずつだけど癒してくれてた。
 それにママの代わりは誰にもできないよ・・・。」

いつもより視線が高いロキくんを見上げながら私は言った。
するとロキくんは何も言わず、フワッと包み込むように私を抱きしめてくれた。





それからどれくらいの間そうしていただろう・・・。
彼の腕の中にいた私はポツリと呟く。

「・・・あのね・・・。」
「ん?」
「ママとロキくん、二人とも私にとっては特別で大切なの・・・。」
「・・・うん。」
「・・・だけど・・・。」



だけど、今、失いたくないのはロキくん、あなたなの・・・。

さっきだって息の仕方を忘れたのかと思うくらい、苦しかった。
ほんの少しあなたの温もりが離れた、ただそれだけなのに・・・。



「・・・まゆら?・・・だけど・・・、何?」
「ふぇ?あっ、ううん。・・・何でもない。」

本当はきちんと伝えたかったけれど・・・、私は好きという想いを込めて彼の背に腕を回した。
そして縋りつく。

大切な人だから。
失う事が怖いと思うほど・・・。

だから・・・、夢のようにどこにも行かないで?・・・ロキくん・・・。











 はい〜、どうにか書き終えました「プレイボーイ」番外編ですが・・・、甘くなるかと思いきや、結構シリアス的になって私の方が驚いていたり(えっ)。一応甘々チックなのも最初は書いたんですけど、前編からあまり繋がらないな〜と思って。で、こっちにしてみたらしっくりしたので、これで完結です!
 結局一番書きたかったのは、ロキ様はママの代わりじゃないと本人に言わせたかった・・・それだけです(爆)。

 今日は何だか、いつも以上に肉体労働させられました・・・。嫌だって、向いてないって言ってるのに・・・。でもそこは、開き直って作業をする事に!つまり、向いていないのだという事を証明すればいいのです!・・・でも真面目な性格はこういう時とことん損です。そう思っていても懸命にやってしまうのですから・・・。

 今回の月9は、何だか面白そう。こういう設定ってわりと好きです。肝心な事を言わない弟LOVEな姉と、姉の生き方が実は羨ましかったりする弟君。今後の展開が楽しみです。・・・どうやって借金返すんだろう?

 最後に・・・、ロッテ優勝おめでとう〜!
 シーズン開始からファンサービスしまくる球団として応援しておりましたが、パ・リーグの優勝を決めてしまうとは・・・!凄く嬉しいです!
 ああもう、こうなると日本シリーズはどっちを応援すればいいんだろう?もちろん阪神大好きですけど・・・、くわぁ〜・・・迷う!でも絶対におもろい試合やってくれると思うでぇ。

私信>>本日1時頃に一言下さった方へ

 たくさん、たくさん、たくさん思いを綴って頂き本当に有り難うございます!・・・ですが、一部文字化けしていまして・・・。真ん中の部分が読めない状態でした。
 それで差し支えがなければのお話ですが、メールアドレスを記載したメール、もしくは一言を頂けないでしょうか?無理なお願いかもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。
17:42  |  日記&プレイボーイ番外編(返信有)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2005'10.11 (Tue)

まずいです・・・

・・・ガチャッ。



『ロキく・・・ん・・・。』

いつものように書斎の扉を開けた私。
だけどロキくんは指定席に座ってなかった。

不安に駆られた私は、探偵社内の扉という扉を開けていく。

『ロキくん!闇野さん!わんこ!』

誰からの返事もなく、響くのは私の声だけ・・・。
温もりを宿さないひんやりとした空気は、ここには誰もいないのだと告げていた。

『そんな・・・!ロキくんも・・・ママのようにいなくなっちゃったの?』

私はその場にしゃがみ込んだ。
床に一つ、また一つと雫が落ちていく。

『ロ・・・キくん・・・。・・・ロキくん!』





「・・・ハッ、ハァ・・・ゆっ、夢・・・?」

ガバッと起き上がった私は、頬に手を当てて流れた涙の跡を拭った。
部屋中に広がったジャスミンの香りを深く吸い込みながらだんだんと落ち着きを取り戻していったんだけど・・・、夢と同じようにロキくんの姿がなくて私は怖くなった。

「・・・ロ・・・く・・・っ。」

夢のように全室探してもいないのに、ブランケットは肩までかけられていたのに、どうしてこんなに不安になるんだろう?
今朝、ママの夢を見た時はこんな風に取り乱したりはしなかったのに・・・。



・・・バンッ!



「まゆら!」

両手で覆っていた顔を上げると、そこには息を切らしながら室内に入ってくるロキくんの姿があった。

「・・・こんなに泣き腫らして・・・。
 これじゃ明日、学校行けなくなるよ?」

ロキくんはスラッとした指で私の涙を掬う。
その温もりに触れられた瞬間、私は彼の胸に顔を埋めていた。

「・・・って、ロ・・・くん、どこにもいな・・・て・・・。
 それで目・・・覚めても・・・当にいなかっ・・・から・・・。」
「ごめんごめん、こんなに早く起きると思わなかったから・・・。
 ホラ、もう泣かないで。ボクならちゃんとここにいるから・・・。」

しゃくりあげながら、私は耳をロキくんの胸に当てる。
服越しに聞こえてくるのは・・・トクトクという速い心音。
私はもう一度目を瞑ってその音に身を委ねようとしたけれど・・・、

「・・・本当に場の空気が読めない男だね、ナルカミくんは。」

というロキくんの言葉に反応し、体を離した。

「ふぇ・・・?鳴神くんがいるの?」
「ああ、まゆらはいいから!」

ロキくんはそう言うと私の頭を元の位置に押し付けた。

「ちょっ・・・、ロキくん苦しい・・・。」
「ケーキをバクッと一口で食べたらとっとと帰ってよ、ナルカミくん。」
「ひわへはくへもわはっふへるっへ・・・
 (言われなくても分かってるって・・・)。じゃあな!」
「・・・それからナルカミくん、・・・有り難う・・・。」
「あっ?」
「・・・さっきの『いい話』。どうやら情報は確かなようだね・・・。」
「へへっ、当たり前だろ!」

私がジタバタともがいている間に、鳴神くんは帰ってしまった。
それと同時にロキくんが拘束を解く。

「もうっ、何なの?一体・・・。」
「まゆらの泣き顔を見せたくなかっただけだけど?」

ロキくんの一言に、私は凍りつく。

「そっ、そんなに酷い顔してるの?私。」
「・・・やっぱり分かってないね・・・。」
「えっ?何?」
「いや、こっちの話。」

ため息を吐きながらロキくんは立ち上がって戸口に向かった。
そして床に置かれていた小さな箱をひょいっと持ち上げる。

「ケーキ買ってきたんだけど・・・、食べる?」
「うん!」

私が頷くと、ロキくんはホッとしたような笑みを浮かべた。











 あっ、あれ・・・?終わる筈なのに終わらない・・・。どっ、どうやら本日は中編だったみたいです・・・。
 えっと、分かる方には分かったかと思いますが、これはNovelに収められている「プレイボーイ」をまゆらさん視点で書いているものです。本当はこの前後のお題で書こうとか思っていたのですが・・・、見事に使ってしまった後だったので・・・。で、こうして日記に書いていたりします。こっ、今度こそ〜の後編も近日中には書きます・・・。

 天気予報って・・・、本当に当てにならない・・・。買ったばかりの靴を早く履き慣れないといけないというのに・・・!だけどどうせなら晴れた日に履きたいじゃないですか!なのに・・・、今日も雨だというから止めたのに・・・、一日中曇りだったじゃないか〜!・・・明日こそは・・・。

 喉に異変・・・を感じたゾイ。風邪の前兆のような気がしてならないので本日はこれで・・・。皆様も季節の変わり目ですから気をつけて下さいね!
17:30  |  日記&プレイボーイ番外編(返信有)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2005'10.05 (Wed)

怒りが沸点ですわ・・・

今日、久しぶりにママがいなくなる夢を見た。

あれからもう十年以上経つのに、思い出すたび今でも涙が零れ落ちる。

だけど誰にも心配かけたくなかったから、家でも学校でもいつも通り元気に振舞っていた。

勿論、放課後に訪れる探偵社でも・・・。



「やっほ〜、ロキくん。ミステリィ〜な依頼は来た?」
「・・・来てないよ。」

今日は元の姿をしたロキくんが指定席に座ったまま私を見たけど、何も気付かずにまた本に視線を落とした。

・・・良かった、少しは演技が上手くなったみたい・・・。

私はホッとするといつもの席に腰掛けた。



コンコンッ。



「どうぞ」というロキくんの言葉で部屋に入ってきたのは闇野さんだった。

「いらっしゃいませ、まゆらさん。」
「こんにちわ、闇野さん。
 ・・・もしかして今日の紅茶はジャスミンですか?」
「ええ。・・・実は珍しく、香りに誘われて衝動買いを・・・。」

『おいっ、メガネ!メシはまだか〜?
 これからバイトなんだっつってんだろ〜?』

闇野さんの話を遮ったのは、聞き覚えのある声。

「・・・鳴神くん、ですか?」
「はい、最近夕食はこちらで召し上がっておりまして・・・。
 それではまゆらさん、どうぞごゆっくり。」

お辞儀をして部屋を後にした闇野さんは、「はいはい」と言いながら階下へと下りていった。
二人のその後のやり取りは・・・、想像するだけで何だか可笑しい・・・。



「さて・・・と。」

ロキくんはそう口にすると同時に開いていた本をパタンと閉じて立ち上がると、私の隣に腰を下ろした。

そして私の頭をいつもとは違う大きな手で撫でる。
その動作と私を覗き込むように見つめる青い瞳にドキッとした。
でも次の言葉に私はもっとドキッとする。

「まゆら、・・・何か・・・あった?」
「えっ?何もないよ?何も・・・。」

私はそう答えながらも目頭が熱くなっていくのが分かった。
ロキくんは私の頭を自分の胸に引き寄せ、抱きしめる。

「・・・ど・・・して・・・?」
「いつもより高いトーンで入ってきたし、ウサギだったから・・・。」
「だ・・・て、ファンデーション・・・。」
「他の皆は誤魔化せても、ボクには通用しないよ?」

ロキくんの顔は見えないけど・・・、きっと今は得意の笑みを浮かべている。



本当、ロキくんはズルイ・・・!
こんなに酷い泣き顔、見せたくなかったのに・・・。



だけど私は観念して、ロキくんの背に腕を回して縋り付いた。

「あっ、あの・・・、笑われるかもしれな・・・けど、
 ・・・今日、ママがいなくなる夢を見たの。
 ママがいない生活はも・・・慣れた筈な・・・に・・・。」

涙が邪魔してそれ以上言葉にできなかった。
ロキくんも何も言わずに抱きしめたまま髪を梳いていた。

その仕草があまりにも心地よくて・・・、私はそっと目を伏せた・・・。











 何故だか続き物〜を書いてみました。明日書けたら後編を書く予定(未定)。・・・何だかこんな雰囲気の話読んだ気が・・・と思ったあなた、正解です!これはある話のまゆらさん視点なので(爆)。・・・詳しくは、後編を書き上げた後にでも(笑)。

 本日はもう、怒りMAXでございましたよ!自分の仕事そっちのけで他の仕事手伝って、終わらなくて帰れなくなるところだったんですから!・・・パートナーさんは私がキレた瞬間が分かったそうですが・・・。
 だけど怒りながらも冷静に自己分析をしてみたり。私ってガ〜ッと爆発してキレるのか、静かにブチッといくのか・・・。で、結果は後者かなと・・・。
 だけど今日改めて思いました。リーダーの采配はたいした事ないなと・・・。パートさんの方が周りを見てるな〜とか本当に感じました。もっと仕事しやすい環境を・・・と切に願う私・・・。
17:17  |  日記&プレイボーイ番外編(返信有)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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